江登瀬工場88番線より

これまで作ってきたプラレールの一覧です

東急9000系(東横線仕様)

東急電鉄9000系

落成:2023年3月

種車:京王金型(京王8000系

 

2023年3月に開催された第15回町田トレインコネクション、「MTC東急」に合わせて製作。

テーマが東急全線ということで、揃っていなかった形式かつ、よく乗っていた電車ということで東急9000系を作ることにしました。

種車京王8000系ですが、前面はシルエットカメオを活用してプラ板にケガキを入れてパーツを付けています。

顔を接着したら車体の加工を行っていきます。

メインの加工は主に屋根です。ベースとなる京王電車は集中冷房式ですが、東急9000系は分散冷房式ですので、まずは屋根を全部ツルッパゲに。

真っさらな状態にしてから、シルエットカメオで切り出した分散クーラーを搭載。ランボードも設置します。

また、車体側面のビードも1本減らして、1本下げる加工を行いました。前面ライトケースと帯の位置を揃えるためです。

最後に塗装。ハーマンレッドにニュートラルグレー、灰色9号、ステンレスシルバーの順に塗装します。

そして完成です。2週間という限られた時間の中でレイアウト設計と並行作業だったので4両のみの製作。渋谷駅で銀嶺くんの8000系と並べてニヤニヤしてました。

好きな電車なので8両フル編成にする機会があったら伸ばしたいですね。その時はTOQ-BOXとかで先頭欲しい……

キハ48系 うみねこ号

JR東日本 キハ48系気動車

種車:キハ480(レジン複製品)

落成:2021年3月

 

2021年春に開催された北本でんしゃ広場向けの作品です。

実車はJR八戸線うみねこ号に使用されていたカラーで、通常の盛岡色とは異なり、鮮やかなストライプ塗装が目立ちます。

東北祭りということで、東北新幹線八戸延伸時の車両を揃えたかったので製作しました。

種車はキハ480。「???」と思うかもしれませんが、こちらはいつもお世話になってる雅さんから頂いた利尻増結用のキハ480を寒冷地仕様のキハ48に戻していきます。

12系風の2段窓サッシを細切りしたプラ板で組み、貼り合わせていきます。

屋根は非冷房車へデチューン。また水タンクをリゾートしらかみから移植してきました。

あとは塗装するだけです。

赤については首都圏色にちょっと赤みを強めた色を調色。黄色はMr.カラーのGXイエロー、青はスカイブルーです。

余談ですが、レジン製車体あるあるの塗膜がマスキングに持っていかれるやつを最後のニュートラルグレーでやられた車両でした。皆さんもレジン製車体を塗装する時は念には念を入れて洗浄しましょう。

 

下北交通キハ85

下北交通キハ85系気動車

種車:209系金型

落成:2021年3月

 

2021年3月に行われた北本でんしゃ広場向けに製作。所謂東北祭りシリーズのひとつです。

実車下北半島を走っていた国鉄大畑線から地元バス会社「下北交通」に移管された際に譲渡されたキハ22形です。バスと同じカラーリングになっているのがいいですよね。

西電さんが配布していたカメオ製のキハ22プラキットを使用して製作しました。実車の特徴であるトイレ撤去は、貫通させて抜き窓にすることで表現しています。

大畑線は廃線から20年以上が経ってしまいましたが、2023年5月より3年ぶりに動態保存運転が復活しました。早速1番列車に乗って親子写真を撮ってきました。

1番好きな形式、キハ22形シリーズの生き残りとして、今後も定期的に訪れたいです。そのためにも往復シャーシのキハ85が欲しいですね……

 

東武鉄道1800系(通勤仕様)

東武鉄道1800系電車

種車:209系金型・300系新幹線・485系(クーラー)

落成:2021年6月

 

東武鉄道でお気に入りな形式の1つです。実車は急行りょうもう号用としてデビュー後、波動輸送用の300・350型と、今回の通勤仕様へ改造がされました。前者は近年まで走ってましたが、こちらの通勤仕様はドア数の問題や非ワンマン車だったことからあっさりいなくなってしまった車両です。

元から好きでしたが、ここには書けないレベルの不純な動機から製作開始。ロックだね……?

種車はいつもの209系です。今回はとある方が改造途中だったものを使用したので、中間は半分加工済みです。

とりあえず側面にイメージするためマスキングテープで書き込みを。ここでドアと窓のバランスを調整しておきます。テープならちぎって貼り替えたら位置を直せますからね。

位置を決めたら0.3+1.0mmのプラ板に同じ寸法をケガいて切り抜き。手抜……楽な方法として0.3のみちゃんと枠通り切り、1.0については窓を全てぶち抜いてから0.3の枠に合わせて窓間の柱を入れていきました。

先頭車も同様に。そして前面顔ですが、こちらは300系新幹線の屋根を使用。いらないスジは先に黒瞬着で埋めておき、上から0.3mmプラ板でライトケースの箇所だけ穴を開けておきます。

アルミの窓枠については写真の様に細いプラ板を横に貼ってから切り込みを入れて、縦向きも追加する形です。えちごや様のDRCを参考に作ってます。このあと裏に0.3mmを入れた1mm角棒でサッシを追加するところは追加。

キノコなクーラーについてはL特急のものを加工して複製しました。左が原型(複製品)、右が加工品です。

あとは前面に丸ノズルでライト、行き先方向幕の設置、そして珍しくスカートも付けてみました。締まりますね!

最後に塗装です。と言ってもいつものカラー達ばかりです。

白:GXクールホワイト

青:GXスージーブルー

水色:スカイブルー

屋根:ニュートラルグレー、灰色9号

最後にかつて走っていた佐野線で記念写真(?)

屋根に複製クーラー積みすぎると重くなるのが今回の反省点です。もっと空洞化させて複製しましょう。

東武鉄道には他にも気になる電車がいっぱいいるのでまた作りたいなと思ってます。

夕張鉄道キハ300 DTD急行編成

夕張鉄道キハ300+ホハフ153+キハ300

種車:209系金型+プラキッズ旧型客車

落成:2021年8月

 

2021年、プラレールに革命的な製品が登場しました。その名は「すし特急おまち」

貨車の上にアクリル製の2次元キャラを乗せて美少女回転寿司ができる時点で元が取れているこの商品ですが、なんと言っても素晴らしいのが付いてくる動力車はなんと往復機能付き新メカシャーシ!

これにより、これまでの新メカ動力に対応した車両はすべて往復出来るだけではなく、新しい遊び方も出来るようになりました。

その1つがスイッチバック運転であり、スイッチバックと言えば異常北海道中毒者の私には錦沢3段スイッチバックをやれと言う神のお告げにしか聞こえなかったのでした(聞こえない)

 

前置きが長くなりましたが、要は往復で遊べるプラレールが出たのでそれを活かした車両という事です。

早速作成していきます。なんと今作からシルエットカメオ4(プロッターマシーン)が導入され、これまで絶望的だったバス窓車体が作れるようになったのも1つきっかけです。

加工点はそんなに大きな特徴がなく、209系金型から屋根以外切り捨ててプラ板で置き換えていくだけです。

面白ポイントとしては、実は妻面にも運転台が付いていて単行運転が可能になってるところでしょうか?実際には夕張鉄道から売られたのち、岡山臨港鉄道時代に活躍することになります。

ホハフはいろんな形がいましたが、1番作りやすいのをチョイス。窓割りを細かくしたり、貫通扉を折り扉にしたりと細かな加工点だけです。

あとは塗装して完成です。赤はハーマンレッド、クリームはいい色が無かったので西武アイボリーをベースに調色しました。

作ってからの反省点として湘南顔の後退角がもうちょっと欲しかったなーと。仲間内からしばらく後退角3mmをネタにイジられていたのは内緒です。

道内私鉄、好きなジャンルなので芦別DTDでリベンジしたいなーと考えています。

781系ライラック号

JR北海道 781系交流特急電車

種車 キハ183系 旭山動物園号、485系新規金型、485系旧金型(あさま色

落成:2022年10月

 

2022年10月開催のさっぽろ運転会向けに製作。

作り方に難儀していた車両でしたが、あまりにも485系と異なるのでいっそ別の車両の方がいいのでは?という考えへシフトしていきました。

そこで、試しに同じ北国で高運転台構造のキハ183系485系の顔を擦り合わせてみると……

おお?いけるのでは?

ここから更に細かい寸法等を決めていきました。

こだわったポイントとしては

①極力種車のパーツを生かす改造

②寸法は製品に基づいた既存パーツのものを出来るだけ採用

③今回はライラック仕様だが、今後の国鉄色すずらん仕様でも採用可能な寸法にすること

この3点くらいです。

とりあえず要らない旭山動物園号をベースに、マスキングテープの上から線を書いてモックアップを作りました。中間車の長さについては砂川君等と議論した結果、種車の電車台車長ではなく、485系に準じた新幹線台車長を採用しました。ああ、また切継ぎポイントが……

キハ183系オホーツクの側面丸パクリだと、そもそも485系あるあるのヒゲ塗装と全く側面の位置が合わない事を始めとして問題だらけだったので没。

旭山動物園号にパーツをはめて行く形で側面は作ります。

ここで登場するのが旧金型の485系。どのご家庭でもあるモハユニット錬成時に屋根をもぎ取られた先頭後尾車たちからモールド枠ごと切り抜き、旭山動物園号にはめ込んでいきます。

これだけ見たらなんの列車かさっぱりですね。2両目の無理やりドア増設した車両が好きです。

ドア幅は183と同じサイズです。

そして実は1番大変なのは屋根上の加工。

まずは上の写真のように屋根のパーツを変えていきます。今回の編成は普通車(旭川方)が先頭、uシート(札幌方)が後尾車です。

ポイントは2両目と4両目。旭山動物園号後尾車に付いてくるエンジンファンをクーラーの前後に移植します。

そして各車両のクーラー前後に、キハ183系では車端部に付いていた新鮮外気取入装置を移植。これに関しては種車が潤沢なら後尾車を潰しまくって作ると楽かもしれないです。ちなみに今回は後尾車を4両消費してます。

屋根の配置が概ね決まったので、顔をようやく交換します。前の詰め具合はこれくらい。本当はもっとギチギチにしたいのだが新メカだからね……

運転台周りだけ前にずらすゲロ面倒な加工は、この後ぐりとま君がやってくれてました。すごいね♨

抵抗器はプラ板でそれっぽく。721系にも使えるし、真横にプロッターがあるのに手で4個も作ってしまった……

残りは雑多な加工だけです。運転台上の走行風を活用したエアダスター、窓枠周囲へのポリカーボネート枠の貼り付け(全部)、ライトの別体化(加工後写真無し)……

塗装についてはキハ183とかち色とまんま同じです。おヒゲの塗装がしんどいね。

後は色刺しして完成です。

最後にぐりとま君がこの作り方をアレンジしてくれたので並べました。1週間で国鉄色作ったの凄すぎる……

 

養老鉄道7700系

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養老鉄道7700系

製作年月 2020年8月落成

使用種車

・ちかてつ電車 先頭1中間1後尾3

ヘンリエッタ客車 2

E231系山手線中間1(パンタ複製品)

塗料

・ガイアノーツカラー ライトステンレスシルバー

・GXカラー グリーン

・Mr.カラー 蛍光グリーン

・Mr.カラー ニュートラルグレー

・Mr.カラー 灰色9号

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メインの加工内容は2ドアのちかてつ電車の3ドア化改造です。帯モールドがドア内に入っているのが面倒でした。

この後、側面下部はエバーグリーンのスジ入りプラ板を貼り付けるので特に表面処理はしません。お手軽ですね(?)

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前面は1mmプラ板で。屋根はヘンリエッタ客車を刻みながら梁にしてプラ板を貼り付け。クーラーはプラ板で作りました。当時の自分頑張りましたね。

パンタグラフE231ヤテをUVレジン+おゆまるの100均コンビで複製。数回程度なら使えると思います。

塗装は説明欄に記載の通りです。はいかわいい。