種車 キハ183系 旭山動物園号、485系新規金型、485系旧金型(あさま色)
落成:2022年10月
2022年10月開催のさっぽろ運転会向けに製作。
作り方に難儀していた車両でしたが、あまりにも485系と異なるのでいっそ別の車両の方がいいのでは?という考えへシフトしていきました。
そこで、試しに同じ北国で高運転台構造のキハ183系と485系の顔を擦り合わせてみると……
おお?いけるのでは?
ここから更に細かい寸法等を決めていきました。
こだわったポイントとしては
①極力種車のパーツを生かす改造
②寸法は製品に基づいた既存パーツのものを出来るだけ採用
③今回はライラック仕様だが、今後の国鉄色、すずらん仕様でも採用可能な寸法にすること
この3点くらいです。
とりあえず要らない旭山動物園号をベースに、マスキングテープの上から線を書いてモックアップを作りました。中間車の長さについては砂川君等と議論した結果、種車の電車台車長ではなく、485系に準じた新幹線台車長を採用しました。ああ、また切継ぎポイントが……
キハ183系オホーツクの側面丸パクリだと、そもそも485系あるあるのヒゲ塗装と全く側面の位置が合わない事を始めとして問題だらけだったので没。
旭山動物園号にパーツをはめて行く形で側面は作ります。
ここで登場するのが旧金型の485系。どのご家庭でもあるモハユニット錬成時に屋根をもぎ取られた先頭後尾車たちからモールド枠ごと切り抜き、旭山動物園号にはめ込んでいきます。
これだけ見たらなんの列車かさっぱりですね。2両目の無理やりドア増設した車両が好きです。
ドア幅は183と同じサイズです。
そして実は1番大変なのは屋根上の加工。
まずは上の写真のように屋根のパーツを変えていきます。今回の編成は普通車(旭川方)が先頭、uシート(札幌方)が後尾車です。
ポイントは2両目と4両目。旭山動物園号後尾車に付いてくるエンジンファンをクーラーの前後に移植します。
そして各車両のクーラー前後に、キハ183系では車端部に付いていた新鮮外気取入装置を移植。これに関しては種車が潤沢なら後尾車を潰しまくって作ると楽かもしれないです。ちなみに今回は後尾車を4両消費してます。
屋根の配置が概ね決まったので、顔をようやく交換します。前の詰め具合はこれくらい。本当はもっとギチギチにしたいのだが新メカだからね……
運転台周りだけ前にずらすゲロ面倒な加工は、この後ぐりとま君がやってくれてました。すごいね♨
抵抗器はプラ板でそれっぽく。721系にも使えるし、真横にプロッターがあるのに手で4個も作ってしまった……
残りは雑多な加工だけです。運転台上の走行風を活用したエアダスター、窓枠周囲へのポリカーボネート枠の貼り付け(全部)、ライトの別体化(加工後写真無し)……
塗装についてはキハ183とかち色とまんま同じです。おヒゲの塗装がしんどいね。
後は色刺しして完成です。
最後にぐりとま君がこの作り方をアレンジしてくれたので並べました。1週間で国鉄色作ったの凄すぎる……